不眠の状態が続くと、十分な休息がとれずに倦怠感がとれないだけでなく、意欲低下、集中力低下、抑うつ、頭重、めまい、食欲不振などさまざまな症状が現れ、生活の質が低下することがわかっています。 さらに最近は、睡眠障害が生活習慣病にかかるリスクを高め、症状を悪化させることや、その発症メカニズムが明らかになりつつあります。
不眠が続くとどうなるか?
不眠が続くと日中にさまざまな不調が出現するようになります。 倦怠感・意欲低下・集中力低下・抑うつ・頭重・めまい・食欲不振など多岐にわたります。
不眠の日常生活への影響は?
不眠が続くと、熟睡できないため疲労感がとれず、朝起きる気力が出ないなど日常生活に支障が生じやすくなります。 また、日中の眠気が強く残っていると、注意力や記憶力を要求されるような作業の能率が低下し、気分も沈みがちになります。 一方、ささいなことに過度に反応し、対人関係に過敏になり、すぐに怒りっぽくなりがちです。
不眠 いつまで続く?
不眠状態を続けた世界記録は264 時間12 分! 不眠状態を続けた世界記録として認められているのは、1964 年にアメリカの男子高校生による264 時間12 分(11 日と12 分)。 実験には最初2 人の友人がつきそい、最後の90 時間はスタンフォード大学の睡眠学者が立ち会って行われました。
不眠のリスクは?
不眠がもたらすリスク 不眠によって脳が休息できないと、集中力や作業効率が低下しがちになるなど、日常生活に支障をきたします。 また、睡眠不足が続くと、食欲が高まるホルモンが多く分泌され、結果的に太りやすくなるほか、高血圧や糖尿病などの発症リスクが高まること、うつ病と関係することなども知られてきました。