ステロイド剤はぶどう膜の炎症を抑えるのに大変有効な薬です。 点眼液と内服薬があり、患者さんの症状に応じて使います。 ステロイド剤には副作用があり(*)、医師の指導を守って使うことが必要です。 自己判断で急に中断すると身体に変調をきたしたり再発したりすることがあります。
ステロイドとはどんな薬ですか?
ステロイドって何 ? ステロイドとは、副腎(両方の腎臓の上端にあります)から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。 ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われています。 副作用も多いため、注意が必要な薬です。
感染性ぶどう膜炎 原因?
① 感染によるぶどう膜炎(感染性ぶどう膜炎) 細菌・結核菌・真菌(カビ類)・ウイルス(ヘルペスウイルス、サイトメガロウイルスなど)・寄生虫(トキソプラズマ・トキソカラなど)により引き起こされます。
非感染性ぶどう膜炎 治療?
多くの非感染性ぶどう膜炎に対しては、ステロイド薬の点眼、注射、内服などにより治療を行いますが、これらの治療で不十分な場合にはシクロスポリン、メトトレキさーとなどの免疫抑制剤を用いた治療を行っています。
ぶどう膜炎 どのくらいで治る?
この病気は3~6ヶ月で症状が収まってかなり良い視力に回復することが多いようです。 しかし、まれに2~3年にわたってブドウ膜炎が続き、視力が悪くなることがあります。 治った跡の眼底の色が特徴的で、非常に明るい眼底になります。