産後ケアは、出産後の母親の心身の回復はもちろん、良好な母子の愛 着形成のための大事な支援です。 出産直後は両親と新生児の大事な出会 いの場ですが、母親は出産後のホルモンの劇的な低下により、疲労と精神 的に不安定な状態にあるといわれています。
産後の悩みは?
産後、どのような悩みがあったか質問したところ、「体の痛み」50.2%、「自分の時間がない」41.9%、「家事に手が回らない」36.3%と続きました。 産後の体の痛みが残っているなかで、家事や育児で時間に追われている様子が伺えます。
産後ケア事業の目的は?
今回の改正法で言う「産後ケア事業」とは、産後ケアを必要とする出産後1年を経過しない女性および乳児に対して、心身のケアや育児のサポートなど(産後ケア)を行い、産後も安心して子育てができる支援体制を確保するもの。
産後ケアの期間は?
妊娠中から出産後の母親の身体的安定・心理的安定のための相談、支援、仲間づく りをする事業であることから、妊娠初期(母子健康手帳交付時等)から産後4か月頃 までの時期が目安となるが、母子の状況、地域におけるニーズや社会的資源等の状況 を踏まえ、市区町村において判断する。
産後ケア どんな人?
産後ケア事業はどなたでも利用できます 特に、普段のサポートが少ない方、育児手技や赤ちゃんと過ごすことに不安がある方、心身を休めたい方、息抜きをしたい方などにオススメです。 利用できる期間は、2021年2月時点では産後4か月程度までが中心ですが、4月以降は産後1年未満の方へ対象が広がっている地域もあります。