尿意の鈍麻や排尿障害は、ほとんどの場合、出産から1カ月ほどで自然によくなります。 具合のよくない場合も、とりあえずは楽観的にみていてかまいません。 しかし、膀胱の知覚や尿を排尿する能力が低下すると、長期的には膀胱瘤といって腟の前側の壁がはみ出して来ることがあり(骨盤臓器脱の一型)、尿もれの発生につながることもあります。
分娩後 尿意ない なぜ?
これについて、考えられる原因は3つあります。 (1)分娩で膀胱や尿道を支配する神経にダメージがあって膀胱の収縮力や膀胱知覚が低下した。 (2)分娩中やその後、尿意の鈍る時期に適切に膀胱を空にしなかったため、膀胱を過伸展させてしまい膀胱の収縮力や膀胱知覚が低下した。
産後 排尿障害 なぜ?
産後の排尿障害 分娩時の胎児の下降により膀胱などが圧迫され、知覚神経麻痺により一過性の尿閉や尿意減弱などの排尿障害が起こることがあります。 また、主産で骨盤底筋が圧迫されたり、骨盤底筋が傷ついてしまうこともあります。 そのため、たわんだ骨盤底筋が尿道を締める事ができず、尿漏れが起こってしまいます。
産後 尿 勝手に出る いつまで?
産後の尿もれは、ほとんどが一時的なものです。 骨盤底筋がもとどおりに戻っていけば、産後3~4ヶ月程度でなくなります。 それ以上尿もれが続いている場合は、加齢や子宮下垂、体重増加などが要因となっている場合もあるので医師に相談をしましょう。
産後 尿漏れ いつから?
妊娠6ヶ月~8ヶ月にかけて尿モレを経験したママが最も多くなりました。 赤ちゃんがどんどん育ち、大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで尿モレが起きやすくなります。 また、出産後は産後0ヶ月で尿モレを経験したママが最も多くなりました。