保存的治療では閉塞が解除されれば、腸管の運動に合わせて、徐々に飲水、流動食、5分粥、全粥と食事形態を上げていきます。 入院期間は1〜2週間程度です。 その他は疾患により数日〜数週間の入院が必要になることもあります。
腸閉塞 治りますか?
腸閉塞は自然によくなることはほとんどなく、すぐに治療を行わないと命にかかわる可能性があるため、思いあたる症状が出現した場合はすぐに医療機関を受診してください。
腸閉塞 どんな痛み?
まれですが、寄生虫や胆石など外からの異物が、閉塞の原因となることもあります。 症状は、消化管の運動にともなう周期的・間欠的な激しい痛みです。 痛みは徐々に強まっていき、腹部が膨張するにつれて、聴診器を当てるとキンキンと響く 金属音をともなうようになります。
閉塞性腸炎の症状は?
主な症状には、腹部全体の痛み、便秘、嘔吐、腹部膨満、発熱、頻脈などがあります。 腹痛は軽いものから激痛を伴うものまでさまざまです。 絞扼性イレウスはお腹の一部が持続的に痛むのが特徴で、腹膜に炎症が起きたときにみられる腹膜刺激症状 などが現れることがあります。
腸閉塞の予後は?
絞扼性イレウスの場合は、腸管の血流が障害されており、放置すれば腸管が壊死→穿孔→腹膜炎→敗血症性ショックとなり死に至ることから、速やかな手術が必要です。 いずれの腸閉塞であっても、適切な対応がなされれば予後は良好です。