3. (×)長管骨(手足の骨)の長さの成長は、小児期に骨端軟骨により行われ、太さの成長が骨膜で行われる。
骨の太さの成長は?
通常、骨は一番外側の骨膜が骨を外側に作ることで太さを増し、骨の先端(骨端)の軟骨(骨端軟骨)の部分が伸びながら骨に置き換わることで長さを増すという成長をします。 この軟骨が骨に置き換わる骨化ことを軟骨内骨化といいます。
骨の成長過程は?
まず破骨細胞が酸や酵素で古い骨をこわします(骨吸収)。 次に、骨芽細胞がコラーゲンを生成し、そこに腸で吸収されたカルシウムが付着して新しい骨がつくられます(骨形成)。 この繰り返しが約3年のサイクルで回っており、骨は大人になっても日々生まれ変わっています。
骨のターンオーバー期間は?
骨は、2~5か月かけて作り直され(リモデリング)、1~4年周期でこれを繰り返すと言われています。 また、1年間でおよそ20%の骨がリモデリングされていると言われています。 このリモデリング、つまり骨形成と骨吸収のバランスが崩れるといわゆる骨粗しょう症となります。
骨芽細胞 どこで?
こつが‐さいぼう〔‐サイバウ〕【骨芽細胞】 骨組織の表面に存在し、新しい骨をつくる働きをもつ細胞。 骨の基質となるコラーゲンなどのたんぱく質を分泌し、これにハイドロキシアパタイトが沈着して骨組織が形成される。