自分で体位変換ができず長期間寝たきりで、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)人が、圧迫だけでなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといえます。
寝たきり 褥瘡 なぜ?
しかし、寝たきりの人は自分で体位を変えることができないため、同じ場所にずっと体重がかかり、骨の出っ張っているような部位に褥瘡が生じてしまうのです。 また、加齢によって皮膚が薄くなっていたり、栄養状態が悪かったり、糖尿病などの持病により、感染に対する抵抗力が落ちていることも、褥瘡が発生する要因になります。
加齢 褥瘡 なぜ?
まず、高齢になると、皮膚がもろくなっていること。 そして、寝たきりになると筋肉が萎縮し、長い間体を動かさないと関節が変型して固まります。 さらに運動しないので血流が流れにくくなり、感染に対する抵抗力も低下します。 このような状態の中で、皮膚の局所に対して圧迫が加わることで、褥瘡が発生しやすくなるのです。
寝たきり 床ずれ どのくらい?
A褥瘡(床ずれ)が治るまでの期間は、患者さんの体の状態や褥瘡(床ずれ)の傷の状態により違います。 浅い褥瘡(床ずれ)の傷は1ヵ月ほどで治りますが、深い褥瘡(床ずれ)の傷は数ヵ月から1年以上かかることもあります。
拘縮 褥瘡 なぜ?
拘 縮が生じると、姿勢が限定され、体重が局所に集中しやすくなるため褥瘡の危険因子となります。 圧迫だけでなく、ズレや引っ張り、剪断などの力も重要とされています。