歯磨きは、歯科医学的にはもっとも重要な口腔内を健康的に且つ衛生的に清潔に保つ効果的な予防処置であり、歯周病(歯槽膿漏)、虫歯(カリエス)に対する最も重要な治療のひとつです。 その理由は歯周病も虫歯も歯周病菌(歯周病原菌),虫歯菌(ミュウタンス菌)に感染して起こる疾患だからです。 10 мар. 2017 г.
歯はなぜ大切なのか?
歯は咀嚼(そしゃく)といって、食べ物をかみ切ったり、すりつぶしたりしながらだ液と食べ物を混ぜ合わせ、塊にして飲み込むという働きを助けています。 しかし、これだけではなく、さまざまな形で私たちの健康を支えているのです。 物がよくかめれば消化吸収が助けられ、全身によく栄養を行き渡らせることができます。
朝 歯磨き なぜ?
朝起きてすぐに歯磨きをする最大のメリットは、「口腔内の環境をリセットする」ということです。 就寝中は唾液の分泌が極端に減ります。 そのため口腔内が乾燥しやすく、口腔内の常在菌が唾液で流されにくくなります。 また、常在菌の活動が活発になり、細菌数は一気に増殖してしまいます。
寝る前の歯磨き なぜ?
就寝中は細菌が増殖しやすく、みがき残しの歯垢(プラーク)が多いと歯周病のリスクが非常に高まります。 このことから、特に就寝前に歯垢(プラーク)を残さないことが大切になってくるのです。 お口のケアは全身のケアにつながる。 こんなことを、もともとは呼吸器外科を専門とする医師である私がいうのは、ちょっと意外かも知れません。
寝起き うがいしないとどうなる?
寝ている間は唾液の量が少なくなり、唾液の中にあるリゾチームという殺菌作用のある成分が歯周病菌に作用しなくなります。 そのため、寝る前に歯周病菌を減らし、朝起きた時に増えた歯周病菌を退治することによって口臭を防ぐことができます。 デンタルフロスで歯と歯の間のプラークをしっかり落とす習慣をつけるようにします。