歯の痛みや違和感、目の下や頬骨あたりが腫れている感じたり、押すと痛みを感じます。 鼻水が出たり、鼻がつまったりします。 頭痛、発熱や倦怠感なども挙げられます。 鼻性の上顎洞炎は両側の上顎洞が炎症を起こしますが、歯性上顎洞炎は原因歯のある片側だけが炎症を起こすのが特徴です。
上顎洞炎の痛みは?
急性の上顎洞炎では、上顎洞からの痛みが伝わったり、炎症が波及するため、歯に痛みが生じます。 11~2月に歯痛として歯科に来院することが多く、上顎洞炎の18%に歯の痛みがあり、上あご奥歯(上顎小臼歯、大臼歯部)に痛みが生じやすい傾向があります。 慢性の上顎洞炎では鼻づまりはおきますが、歯の痛みはおきないとされています。
歯性上顎洞炎 どこの歯?
鼻性あるいは血行性の上顎洞炎に対して、歯に由来する歯性上顎洞炎は、上顎洞炎の10~30%を占めます。 上顎第二小臼歯、第一大臼歯、第二大臼歯の歯根と上顎洞が近接しているため、虫歯や歯周病が進んで、歯根の先の骨が溶けると、すぐに菌が上顎洞にまで達してしまい、上顎洞炎になるのです。
副鼻腔炎 虫歯 何科?
また副鼻腔炎の中には虫歯の菌が副鼻腔に入ることによって引き起こされるものもあります。 歯が原因の上顎洞炎の場合、虫歯や歯周病、抜歯の影響だと考えられており、耳鼻科の治療と同時に歯科で治療を行う必要があります。
上顎洞の症状は?
口に向かって進めば、歯ぐきが腫れたり歯ぐきの痛みが出たりします。 前方に進むと頬部が腫れてきます。 後方に進むと開口障害などの症状がでてきます。 上顎洞がんの転移はそれほど多くありません。