例えば、重度の歯周病や歯根の破折などを抜歯せずに放置すると、その病巣は隣の健全な歯まで広がってしまいます。 そうすると、無理をして残した歯のせいで、より多くの歯を失ったり損傷させる結果となる場合があります。
抜歯しないとどうなる?
そのまま放置すると歯列全体を乱すばかりか、歯周病の感染が広がり多くの歯を失ってしまう可能性も。 そのような状況になると治療の難易度も上がり選択肢も減少。 痛みなどの身体的負担や治療期間・費用が増加することになります。
歯周病 治療しないとどうなる?
歯周病の治療を行わず放置した場合には、歯を支える役割のある歯槽骨が吸収され、歯を支えきれなくなり、歯を失う恐れがありますが、歯周病は歯を失うだけではなく、全身の健康までも脅かす恐れのある疾患です。
歯周病は歯を抜けば治りますか?
抜歯をすれば歯周病は治る? ご自身の歯を抜く、というのは患者様にとって非常に難しい決断であると思います。 ただ注意が必要なのは、重度の歯周病が原因で歯を抜いたからといって、抜歯によってお口の中の歯周病が治るわけではないという点です。 歯周病はお口全体の病気ですから、抜歯をする場合でも歯周病治療は必要です。
歯周病 重度 どうなる?
重度歯周炎の段階まで進行すると、歯を支える骨はかなり溶けてしまっていることから、動揺もひどくなり、膿や出血、口臭も一層強くなります。 また、そのまま治療せずにいると歯が抜け落ちてしまうなど、歯周病末期の状態です。 食事の際に痛みを伴うなど、日常生活にも支障をきたすレベルになってしまいます。