歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。 歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
歯周病とはどんな病気ですか?
歯周病とはどんな病気ですか ひと言でいうと、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。 歯ぐき(歯肉)の内側は普段見ることは出来ませんが、歯の根の表面にあるセメント質と歯槽骨との間に歯根膜という線維が繋がっていて、歯が骨から抜け落ちないようにしっかりと支えています(図1)。
歯周炎の分類は?
分類は、慢性歯周炎(タイプⅡ)、侵襲性歯周炎(タイプⅢ)、壊死性歯周炎(タイプⅤB/NUP)に大きく分けられ、主体となるタイプⅡとⅢは、さらに局所性(A:罹患部が全歯列の30%以下)と広汎性(B:罹患部が全歯列の30%以上)に分けられます。
歯周病菌 何種類?
歯周病の発症は歯周病原菌の感染によって起こります。 口腔内には300~400種類の細菌が存在していますが、その中でとくに歯周病原菌となる特異な最近は、アクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンス(A.A菌)、プロフィロモナス・ジンジバリス(P.G. 菌)、プレボテーラ・インテルメディア(P.I.
歯周病ってどうなる?
歯周病になると、歯ぐきの赤みや腫れ、出血、口臭といった症状が起こります。 症状が重くなった場合、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が抜けてしまうこともあるのです。 歯周病が原因で歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、食べられるものの種類が限られてしまいます。