チーターは時速100kmから110㎞くらいで走ることができると言われていますが、これは、自動車などで追いかけ、必死で逃げるチーターの速度で、普通動物を追う場合90㎞くらいとも言われます。
チーターの体のつくりは?
小さな頭、細くて長い足、引きしまった胴体(どうたい)で、「流線形」の体をしています。 また、よく見ると、体中が筋肉(きんにく)のかたまりで、しかもネコ科の動物に特有(とくゆう)のやわらかい体をしています。 つめは、ネコ科の動物ならばふつうは出したりひっこめたりしますが、チーターの場合は出したままなのです。
チーター 秒速何キロ?
飼育されているチーターを動物園でまっすぐ走らせると、最大で秒速29m(およそ時速105km)もの速度を出せることがわかっている(N. C. C. Sharp J. Zool. 241, 493–494; 1997)。
チーターの瞬間最高速度は?
チーターの最高速度は、時速120km近くになるといわれており、走り始めてからわずか3秒で最高速度に達します。 大きな尻尾でバランスをとって、急なターンにも対応できる柔軟さをもっています。 チーターがここまでスピードを出せるのには、「しなやかに動く背骨」「軽やかに動かせる脚」そして「地面をしっかりと掴める爪」が理由です。
チーターの速さの秘密は?
チーターは地上で最も速く走行できる動物であり、その走行は体幹(注1)を大きく曲げ伸ばしするのが特徴です。 観察による研究から、体幹を大きく動かすことによって、脚をより大きく前後に動かし、高い速度を達成しているのではないかと考えられています。