子供の10~20%に何らかのチック症がみられるとされており、一時的に出現して2~3カ月で消えていく場合と、軽くなったり重くなったりして何年か続く場合があります。 運動性チックは4、5歳ごろから起こり始めます。 一方、音声チックはやや遅く始まり、10歳過ぎになると下記のような複雑な症状が出現することがあります。
チック症 いつまで続く?
チックは18歳まで(典型的には4歳から6歳まで)に始まり、およそ10~12歳の間に症状が最も激しくなり、青年期に入って減少します。 ほとんどのチックはやがてなくなります。
チック症の重症度は?
チックは18歳未満(典型的には4~6歳)で始まり,重症度は10~12歳頃にピークを迎え,青年期に低下する。 最終的には,ほとんどのチックが自然に消失する。 しかしながら,小児の約1%ではチックが成人期までもち越される。 病因は不明であるが,チック症には家族集積の傾向がみられる。
チック症 何人に一人?
子どもの10人に1人〜2人が発症することから考えると、チックが起こりやすい脳の体質は決して珍しいことではないようです。 トゥレット症候群など強く長引く症状が出る場合は、遺伝的要因が関連している場合もあります。 ただしこの場合もさまざまな環境要因が関係するため、必ずしも遺伝的要因だけで発症するわけではありません。
チック症 どんな感じ?
まばたき、顔をしかめる、口をゆがめる・とがらせる、舌を突き出す、鼻をピクピクさせる、首を左右に振るといった動作性の症状(運動チック)と、咳払い、鼻や舌を鳴らす、叫びや単語を連発するなどの音声性の症状(音声チック)に大別される。