子どもの10人に1人〜2人が発症することから考えると、チックが起こりやすい脳の体質は決して珍しいことではないようです。 トゥレット症候群など強く長引く症状が出る場合は、遺伝的要因が関連している場合もあります。 ただしこの場合もさまざまな環境要因が関係するため、必ずしも遺伝的要因だけで発症するわけではありません。
チック 何人?
まばたきなどの単純チックは子どもの10人に1人くらい経験するともいわれていますが、トゥレット症についてはおよそ1000人に3~8人くらいいるのではないかといわれています。
チック症の重症度は?
チックは18歳未満(典型的には4~6歳)で始まり,重症度は10~12歳頃にピークを迎え,青年期に低下する。 最終的には,ほとんどのチックが自然に消失する。 しかしながら,小児の約1%ではチックが成人期までもち越される。 病因は不明であるが,チック症には家族集積の傾向がみられる。
チックの受診の目安は?
チックのほとんどは自然に治るので治療の必要はありません。 ただし、チックと見間違う病気がいくつかあるので「チックかな?」と思ったら一度、小児科を受診しましょう。 チックの症状が目立っている、長く続いている場合は小児神経科や児童精神科に相談するとより専門的なアドバイスが受けられます。
大人のチック症は何科?
大人のチック症、何科を受診すれば良いの? チック症は心療内科や精神科で診察を受けることができます。 チック症は脳神経の働きの乱れで症状が出るので、精神神経科、神経内科がある病院はさらにおすすめです。