原因と症状 原因として、脳の中にある、大脳基底核という部分が関係していると考えられます。 大脳基底核は、神経系の色々な部分から入ってきた情報を調節して、体の動きをスムーズで滑らかにする働きをします。 そこで使われる化学物質(ドーパミン)の受け取り手(受容体)が、過敏に反応しすぎると、チック症状が起こります。
チック症は何歳から?
チックは18歳まで(典型的には4歳から6歳まで)に始まり、およそ10~12歳の間に症状が最も激しくなり、青年期に入って減少します。 ほとんどのチックはやがてなくなります。 しかし、約1%の小児では、成人期までチックが残ります。 チックがみられる小児は、以下のような別の病気を合併している場合があります。
チックになる子の特徴は?
クとしては、強いまばたきや、顔をゆがめたり、頭を振ったりする1~2種類の動きだけのことが多いの ですが、肩をピクッとさせたり、足や身体全体を突っ張るような動きのこともあります。 また、声のチック としては、咳払いを繰り返したり、突然にアッ、アッという叫び声が出てきたりすることがあります。
チック症候群の原因は?
根本的な原因はまだ解明されていないというのが現状である。 しかし、不安や緊張、興奮、疲労などが誘因となりやすい。 不安などのストレスや強度の疲労によって悪化しやすく、心身ともに落ち着いている状態のときは改善する傾向にある。 また、チック症は、環境的な要因で起こる可能性もある。
子供のチック症 何科?
チック症は小児〜青年期の発症が多いので、主に小児科や小児神経科・児童精神科で診察を行っています。