虫歯の初期段階は、歯の中にある神経から遠い部分の浸食なので、ほとんど痛みやしみると言った違和感がありません。 虫歯が進行して神経に近づくと「冷たい物がしみる」「歯が痛む」などの自覚症状が現れるのです。
虫歯がしみるのはなぜ?
虫歯の進行と知覚過敏 穴があいてしまえばその箇所はエナメル質が失われ、象牙質が露出してしまうでしょう。 この状態になると象牙質が直接刺激を受けてしまい、知覚過敏が起きて歯がしみる…つまり痛むのです。
どうして虫歯は痛い?
神経の炎症による痛み 虫歯が象牙質まで進行することで知覚過敏による痛みを感じるようになりますが、さらに虫歯が進行すると細菌が神経まで到達して、神経に炎症を引き起こします。 そうすると歯はズキズキと痛むようになり、これも虫歯によって感じる痛みに含まれます。
虫歯の痛み どのくらい?
この神経にまで達した虫歯の痛みは通常、3日ないし4日間ほど続きます。 その後は今までの痛みと比べるとほとんど苦痛のない状態になります。 痛みが引いたのは虫歯が改善されたのではなく、歯の神経が死んでしまったからです。 そのため、楽になったからと言って放置してはいけません。
初期虫歯どんな感じ?
初期の虫歯とは、歯に穴が空く前の虫歯です。 痛みなどの自覚症状がほとんどないことが特徴で、歯科検診では「CO〜C1」に該当します。 見た目は健康的な歯とあまり違いはありませんが、COの段階では歯の表面が白くくすんでいたり、X線写真で見ると暗く写ったりします。 C1の段階では目視できる程度の小さな穴が空くことも。