産後の便秘はどのくらい続く? 産後の便秘期間には個人差がありますが、一般的に「産褥(さんじょく)期」や「産後の肥立ち」と呼ばれる産後約6〜8週間は、腸の動きが低下しやすいと考えられています。 したがって、この期間に2、3日ほどの便秘になることは珍しくないでしょう。
出産後 いつからうんち?
便(べん) 排便は、産後3~4日たってからが多いものです。 胃腸のはたらきが鈍るため、便秘(べんぴ)しがちですが、1日1回は排便を試み、3日以上便通がなければ緩下剤(かんげざい)を使ってもよいでしょう。
出産後 なぜ便秘?
出産直後の便秘の主な原因は、「妊娠中から分娩周辺の時期にかけてのホルモン変化の名残で起こる、腸運動の低下や骨盤周囲の筋肉の緩み」と考えられています。 産道(腟や会陰部)の傷に対する恐怖感が便秘に影響するという意見もあります。 それらの経過は産後数週間経つと徐々に落ち着き、便秘も自然に治っていくことが多いです。
帝王切開 便秘 なぜ?
出産時、帝王切開や会陰切開をしたおかあさんは、傷口が痛んだり広がったりすることを恐れて、いきむことができないことがあります。 いきめなくなったり、便意を我慢すると、便秘になってしまいます。
産後はいつまでのこと?
一般的に、産後の母体が妊娠前の状態に戻るまでの期間は6~8週間と言われています。 これが「産褥期(さんじょくき)」と言われる期間。 世界保健機関(ICD10)では、42日間と定めています。