川の汚れは、自然の中で流れていくうちに川の中の生き物(バクテリア・ハミーバなどの目に見えないような小さな微生物)などによって分解されてきれいになっていきます。 これを自浄作用と言います。
なぜ川の水はきれいなのか?
空から雨が降って、木々を通って土壌に染み込み土に積もった落ち葉を通過し微生物が分解した土壌を通過し地下に届いて岩の間を流れるなかで水はきれいになり、さらに土壌中のミネラルをたっぷり吸収することで栄養価のある水が川に流れていきます。
川の水 なぜ汚い?
川や海などの水の汚れの原因としては、工場などからの産業排水や畜産などからの排水のほかに、台所や風呂・トイレなど日常生活の営みから出される生活排水があります。 水の汚れは、かつては産業排水が主原因でしたが、工場などに対する規制が強化され、排水処理対策の進んだ今日では、生活排水が汚れの大きな原因となっています。
川の水が汚れるとどうなる?
川や海が汚れる原因は生活排水にあります。 河川の水は海に流れ込むため、川が汚れれば海も汚くなります。 そして、水が汚れれば海が赤くなる赤潮が発生したり、海中が酸素不足となり魚たちが住めなくなったりします。 水を汚さないために、流しには直接汁物や油を捨てないように心掛けましょう。
なぜ森の水はきれい?
森に降った雨は、空気中のちりなどで汚れています。 森の土は、雨がゆっくりと浸み込んでいく間に、汚れを取り除いて水をきれいにしてくれます。 このため森林は「天然の浄水場」とも呼ばれています。 森の樹木は光合成によって二酸化炭素を吸収して酸素を作り出すため、地球温暖化緩和に大きな役割を果たしています。