川や海などの水の汚れの原因としては、工場などからの産業排水や畜産などからの排水のほかに、台所や風呂・トイレなど日常生活の営みから出される生活排水があります。 水の汚れは、かつては産業排水が主原因でしたが、工場などに対する規制が強化され、排水処理対策の進んだ今日では、生活排水が汚れの大きな原因となっています。
川が汚れるとどうなるか?
川や海が汚れる原因は生活排水にあります。 河川の水は海に流れ込むため、川が汚れれば海も汚くなります。 そして、水が汚れれば海が赤くなる赤潮が発生したり、海中が酸素不足となり魚たちが住めなくなったりします。 水を汚さないために、流しには直接汁物や油を捨てないように心掛けましょう。
中国の川はなぜ汚い?
中国の歴史や文化、産業を支えてきた長江は中国にとって、母なる川とも言えるでしょう。 しかし、数年前、その長江の流れが、海に達する前に枯渇してしまうほど、酷い状態にあったそうです。 この原因は複数あり、水の過剰な汲み上げ、地下水の搾取、環境破壊など単純に解決できない問題が絡み合っていると言われています。
水質汚染はなぜ起きるのか?
水質汚染の原因は、産業排水や生活排水、地球温暖化などですが、その中でも生活排水の影響が深刻です。 台所やトイレなどから排出される排水が水質を汚染しています。 食べ残しをしない、油汚れをしっかりふき取る、洗剤を使いすぎないというすぐにできることでも、水質保全に貢献できるので、今日から実践しましょう。
海の汚れの問題は?
海洋汚染の現状 海上保安庁の令和2年の報告によると、油による海洋汚染は286件、廃棄物による海洋汚染は158件でした。 前年比でどちらも10件以上増えています。 また海に流出しているプラスチックの量は、世界全体で毎年800万トン以上といわれています。