「褥瘡」は「床ずれ」とも呼ばれ、ベッドのマットや布団、車いすなどと接触する部分の皮膚が長い時間続けて圧迫されることで、皮膚や皮下組織、筋肉などが死んでしまった状態です。 皮膚や皮下組織、筋肉への血流が悪くなり、酸素や栄養が行きわたらなくなるために起こります。
床ずれになるとどうなる?
床ずれの症状 床ずれの最初の症状は、皮膚に痛み、赤みやただれが起こり、水ぶくれや内出血が見られるようになります。 症状が重くなると、皮膚だけでなく皮下組織や筋肉・骨にまで達し、さらに傷口から血液中に入って高熱や意識障害を起こす敗血症になることもあります。 この傷が原因で、全身に感染が広がる可能性もあるのです。
褥瘡は何科受診?
「お尻に褥瘡ができてしまった」、「脚のきずが1カ月経っても治らない」等、お困りの方は形成外科の受診をお勧めします。
褥瘡ってどんな病気?
褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。 一般的に「床ずれ」ともいわれています。
床ずれはどうしてできる?
褥瘡(床ずれ)は、皮膚の同じ部分(特に骨が突出している部分)への圧迫が持続することで起こります。 ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。