褥瘡(じょくそう・床ずれ)の初期症状は、肌に赤み(「発赤(ほっせき)」)がみられます。 進行すると、内出血や水泡、びらんが見られます。 重症化すると皮膚が壊死し、皮下脂肪や筋肉や骨、腱などにまで傷が広がり、治りにくくなります。 また、そこから細菌が入ると、感染症を合併し死に至ることもあります。 29 нояб. 2019 г.
褥瘡ができるとどうなるか?
褥瘡は放置しておくと皮膚の炎症が悪化し、水ぶくれや、膿が溜まった膿瘍を形成することもあります。 さらに進行すると褥瘡から体液が漏れ出ることで、体に必要な水やタンパク質などの栄養素が失われ低蛋白血症を起こしてしまうこともあります。 また、傷口から細菌感染症を起こすこともあります。
褥瘡予防はなぜ必要か?
褥瘡は、一度発生してしまうと治りにくく、さらに悪化してしまうリスクもあります。 そのためなるべく褥瘡が発生しないよう、予防対策が必要です。
なぜ褥瘡ができるのか?
褥瘡(床ずれ)は、皮膚の同じ部分(特に骨が突出している部分)への圧迫が持続することで起こります。 ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。
寝たきり 褥瘡 なぜ?
しかし、寝たきりの人は自分で体位を変えることができないため、同じ場所にずっと体重がかかり、骨の出っ張っているような部位に褥瘡が生じてしまうのです。 また、加齢によって皮膚が薄くなっていたり、栄養状態が悪かったり、糖尿病などの持病により、感染に対する抵抗力が落ちていることも、褥瘡が発生する要因になります。