COPDは息切れと、長く続く咳と痰を特徴とする病気です。 ほとんどの場合タバコが原因で、その害が長年に蓄積して起こる病気なので、中年以降に症状が出てきます。
COPD どんな病気?
COPDとは、これまで「慢性気管支炎」や「肺気腫」とよばれていた病気の総称で、たばこの煙などに含まれる有害物質を吸い込むことで、肺や気管支が障害を受ける病気をいいます。 長年、たばこの煙を吸い続けると、気管支や肺胞に慢性的な炎症が起こります。 気管支は炎症のため狭くなり、肺胞は破壊されて酸素を取り込みにくくなります。
COPD どうやってわかる?
COPD患者さんは気道が狭くなり息が吐き出せないことが特徴です。 そこで、医療機関でスパイロメータという器具を使って肺がうまく働いているかを調べます。 他にも病状の問診や、体の診察、胸のレントゲン撮影、血液検査などをおこない、肺の状態を詳しく調べ、ぜん息などの似た症状を起こす病気を除外したうえで診断します。
COPD 何科受診?
呼吸器内科 / COPD(肺気腫)
COPDはどのような検査?
COPDの診断は、スパイロメーターという器械を使った呼吸機能検査(スパイロ検査)によって行います。 スパイロ検査は、COPDの診断には欠かせない検査で、肺活量と、息を吐くときの空気の通りやすさを調べます。