慢性閉塞性肺疾患とは Chronic(慢性)Obstructive(閉塞性)Pulmonary(肺)Disease(疾患)の頭文字をとってCOPDといいます。 煙草などの有害物質を長期に吸入することで肺の中の気管支に炎症が起き、空気の流れが低下することによって咳や痰がでたり、呼吸困難などが起こったりする疾患です。
咳がよく出るのはなぜ?
3週間未満で治まる急性咳嗽の原因は、ほとんどが風邪などの呼吸器感染症です。 遷延性咳嗽、慢性咳嗽と咳(せき)が長期間にわたるほど、感染が原因ではない場合が多くなります。 咳(せき)の症状が長く続くときには、喘息などアレルギー性の咳(せき)、副鼻腔気管支症候群、肺がんや結核などが疑われます。
COPD どんな病気?
COPDとは、これまで「慢性気管支炎」や「肺気腫」とよばれていた病気の総称で、たばこの煙などに含まれる有害物質を吸い込むことで、肺や気管支が障害を受ける病気をいいます。 長年、たばこの煙を吸い続けると、気管支や肺胞に慢性的な炎症が起こります。 気管支は炎症のため狭くなり、肺胞は破壊されて酸素を取り込みにくくなります。
喫煙者 痰 なぜ?
タバコの煙や排気ガスなどの線毛への影響 有害な物質がスムーズに排出されないと、肺や気管に汚れがたまります。 また、これらを排出しようとするために、せきやたんがひんぱんに出ます。 つまり、慢性的にせきやたんが出るといった状態は、呼吸器からのSOSといえます。 放っておくと、呼吸器の機能低下をまねいてしまうのです。
咳が出るのは何科?
咳が止まらない場合は、内科や耳鼻いんこう科、呼吸器内科を受診しましょう。