手術で大腸を切除した後は、便の状態がゆるくなるため、排便回数の増加が問題になります。 手術直後は排便回数も頻回ですが、下痢止めを使い排便回数をコントロールしてゆきます(下痢止めが不要な方もおられます)。 ある程度の期間がたつと、1日の排便回数が平均7-8回に落ち着いてきます。
S状結腸切除 どうなる?
一方、S状結腸や直腸のがんの手術後は、排便回数が増える、便がすっきり出ない感じがする(残便感)、下痢になる、腸の動きが悪くなって便秘になるなどの排便の変化が起こります。
大腸手術後の食事 いつまで?
大腸がんの手術を終えた後、基本的には食事制限はありません。 栄養バランスの偏りなく、1日3食、規則正しく食事を摂ることが大切です。 ただし、手術後しばらく(1~3ヵ月程度)は、腸閉塞を引き起こす可能性があるため、消化の悪い食品や食物繊維の多い食品を摂りすぎないようにしましょう。
大腸がん 何センチ切る?
大腸は、肛門の手前の「直腸」と、それ以外の「結腸」とに分かれます。 結腸にできたがんを結腸がん、直腸にできたがんを直腸がんと呼ぶこともあります。 結腸がんの手術では、がんの端からそれぞれ10cm離して腸管を切り、所属リンパ節も取り除きます。
S状結腸 肛門から何センチ?
S状結腸に続く大腸の一部で肛門につながる. 長さ約20cm.