工場や自動車から排出(はいしゅつ)される汚染物質が雲に取りこまれ、酸性の雨をふらせる。 そして森林や農作物が枯(か)れるなど、さまざまな被害(ひがい)をおよぼしてしまう。 オゾン層の破壊も大きな問題になっている。 太陽からの有害な紫外線(しがいせん)を防(ふせ)いでいるのが、オゾン層(そう)。
環境が悪くなるとどうなる?
気候が変わってしまうことで、雨が降らなくなる場所が増えたり、台風や洪水が増えて田んぼや畑がダメになったりするかもしれないね。 そうなると、お米や野菜などの農作物が取れなくなってしまうことも考えられるんだ。 動物などが生きていく環境も変わってしまうから、肉や魚などが少なくなることも考えられるんだよ。
大気汚染はなにか?
大気汚染(たいきおせん)とは、大気中の微粒子や有害な気体成分が増加して、人の健康や環境に悪影響をもたらすこと。 人間の経済的・社会的な活動が主な原因である。 自然に発生する火山噴火や砂嵐、山火事なども原因となるが、自然由来のものは大気汚染に含めない場合がある。
大気汚染はいつから?
大気汚染の歴史は長く、14世紀のイギリスにまで遡ります。 工業の発展による石炭使用の増加で空気が汚染され、1306年には公害と認定され、炉で石炭を炊くことが禁止されました。
大気汚染 どんな影響?
大気汚染物質が大気中で硫酸や硝酸などの酸性を持った物質に変化し、それが雨に溶け込むと、酸性雨に変化します。 酸性雨は強い酸性を持っており、植物を枯らしたり、建物の表面を溶かしたりするなど、さまざまな影響を与えます。