大腿骨骨幹部とは大腿骨の真ん中を指します(図1)。 この部分が骨折した場合に大腿骨骨幹部骨折と呼びます。 ケガの仕方は成人、小児、高齢者で大きく異なります。 成人は、交通事故や転落などの極めて強い外力の作用により生じる場合(高エネルギー外傷)が多く、ケガをした直後は激しい痛みがあり歩行困難となります。
骨幹部ってどこ?
上腕骨とは肩から肘をつなぐ骨で、骨幹部とはその中央部分をいいます。
大腿骨骨幹部骨折の痛みは?
大腿骨骨幹部骨折が生じると、発症直後からの急激かつ強い痛みを自覚するようになります。 痛みのために自分自身の体重を受傷側の足にかけることができず、歩行をすることができなくなります。 また、大腿骨には多くの筋肉が付いている関係もあり、大腿骨骨幹部骨折が生じると下肢の変形がみられます。
大腿骨骨幹部骨折の読み方は?
大腿骨骨幹部骨折(読み)だいたいこつこっかんぶこっせつ(英語表記)Femoral shaft fracture.
大腿骨遠位部 どこ?
大腿骨は太ももの骨であり、大腿骨遠位部は太ももの膝に近い部分にあたります(図1)。 つまり大腿骨遠位部骨折は“膝の近くの太ももの骨折“ということになります。 症状は膝周辺の痛みと腫れ、歩行ができないなどです。