重症低体温では心筋の被刺激性が亢進して いるために、心室細動などの致死的不整脈が 誘発されやすい。 また出現すると低体温下で の除細動は非常に困難となる。
低体温 なぜVF?
末梢血管が拡張することで低温の血液がCoreに還流、さらには相対的に循環血液量が減少し低血圧や心機能低下、Vfを起こしやすいというのです。 低体温時にVfを起こしやすいのは心筋やHis-Purkine線維が易刺激状態になっているためだと言われています。
低体温 徐脈 なぜ?
軽症の低体温症は、体温低下に対する生体反応(交感神経反応)が起こるために、血圧上昇や頻脈、シバリング(全身の震え)が生じます。 しかし、中等症から重症になるとこのような反応は消失し、血圧が低下し徐脈となり、意識障害が進行します。
低体温はなぜ?
低体温になる理由として、栄養不足(たんぱく質や油脂、ビタミン、ミネラル)、不規則な生活や運動不足、ストレスなどが挙げられます。 もし心当たりがあれば、次のような生活習慣を身につけましょう。 昔と比べると、現代人は体温が低い人が増えているようです。
低体温 心停止 なぜ?
低体温症によって生じる血管収縮は,循環血液量減少を覆い隠すことがあるため,末梢血管が拡張する復温中に急性のショックや心停止が現れることで(復温虚脱),循環血液量減少が明らかになることがある。