地中海性気候ちちゅうかいせいきこう ヨーロッパ地中海沿岸地方に典型的にみられるのでこの名がある。 ケッペンの気候分類ではCs気候(温帯冬雨(ふゆあめ)気候)にあたる。 気候の特徴は温帯気候のなかで降水の配分が冬に多く夏に少ない点で、ケッペンは、冬の最多雨月の雨量が夏の最小雨月の雨量の3倍以上の所としている。
地中海性気候 どこに?
また、大陸東岸は季節風の影響で夏に降雨が見られます。 よって、地中海性気候の分布は基本的に大陸西岸となります。 アジア⇒トルコ~地中海東岸。 アフリカ⇒モロッコ~アルジェリア~チュニジア、南アフリカ共和国の南端 北米⇒アメリカ合衆国西岸(シアトルですらCs気候!)
地中海は何帯?
地中海性気候は、地球の中でも暮らしやすいとされている、「温帯」に属する気候区分の一つです。
地中海性気候 オリーブ なぜ?
「亜熱帯高圧帯」は夏のあいだ北上するため(右図)、地中海沿岸は高温で乾燥します。 オリーブは乾燥に強い植物です。 夏に暑く、乾燥する気候が、オリーブの栽培に向いていたのです。