電池に豆電球をつなぐと,たくさんの電子が導線を流れて電球が光る。 この電子の流れが電気なんだ。 亜鉛と二酸化マンガンなどの混合液で化学反応がおきて,電子の粒をはなしやすくなったり,もらいやすくなったりする。 このときに電子が移動して電気が流れるんだ。
電池 電子の移動 なぜ?
電気をためたものではなく、反応で電気を起こしている。 A 電池は電気を通す性質を持つ物質「電解質」に、正極と負極になる2枚の異なる金属の板を入れた構造。 負極の金属は電解質に溶けやすく、溶けると電子という粒ができ、導線を通じて正極に移動する。 この電子の移動で電流が発生し、電気が起きる。
ボルタ電池 なぜ電気が流れる?
2.1で説明したようにボルタ電池は正極で水素H_2を発生します。 ボルタ電池を使い続けるとこのH_2が銅Cu板のまわりに溜まってきてしまいます。 溜まったH_2が、水溶液中のH^+が負極から流れてきた電子e^-を受け取るのを妨害します。 これが原因で、電子の受け渡しに不具合が生じて電圧が急激に低下します。
電池が切れるのはなぜ?
電池がなくなるということは、電気を外部へ取り出していくことによって、電池の中で電気を起しているプラス極の材料とマイナス極の材料それぞれの化学変化が終了することです。 化学変化が終了することによって電気が起こせなくなります。 一次電池の場合は、材料の化学変化が終われば使えなくなります。
ボルタ電池 なぜ水素が発生するのか?
ボルタ電池はしだいに起電力が下がり、電流が流れにくくなります。 これは分極作用(正極の銅から水素が発生して銅を包んでしまうため電流が流れなくなる) のためです。 これを防ぐために正極表面に酸化剤を加えておくと発生した水素ガスは水に酸化されて分極は起きません。