注入速度の目安が決められているのは、副作用を起こさず安全に輸液療法を行うためです。 通常、成人の場合は、約2mL/kg/時間が心臓に負担をかけない基本値とされています。 25 сент. 2020 г.
点滴 急速投与 なぜ?
急変時など、循環血液量を確保し循環動態を安定させるために、急速に体液補正が必要になるケースがあります。 特に、低血圧、意識障害、ショックなどの状態を示している場合には、緊急性が求められ、急速かつ大量に投与されることがあります。
点滴 空気が入るとどうなる?
処理できないくらいの『空気』が入ると、空気塞栓という状態になります。 空気が心臓の右心系に入り、肺動脈へと流れますが、肺動脈で空気塞栓の状態となり、肺胞毛細血管まで血液が行かなくなります。 その結果、肺胞でのガス交換ができなくなり、最悪の場合は急性循環障害で死亡することもあります。
点滴 何速とは?
何速とは 先述しました通り、何速というのは1時間あたりの点滴の滴下量のことを指しています。 40速と言われたら40ml/h、60速と言われたら60ml/hで落としてほしいという意味です。
ゆっくり投与 何分?
できるだけゆっくり、緩徐に、など様々な記載がありますが、「緩徐に」は2~3分程度、「きわめて 緩徐に」は5分程度かけて投与するのが一般的とされます。