足の動脈の内腔が細くなる「下肢閉塞(へいそく)性動脈硬化症」は数百メートル歩くとふくらはぎが痛くなり、歩けなくなります。 休むとまた歩けるのが特徴です。 いずれも、動脈の内側が狭くなる病気なので、動いたことによる臓器の痛み、皮膚なら色が悪くなるという症状が中心で、しびれは違います。
動脈硬化が進行するとどうなる?
さらに動脈硬化が進むと、血流の勢いに耐え切れずに血管が破裂してしまうことがありますし、狭窄や血栓による閉塞などを起こします。 破裂や狭窄・閉塞が起こった場所により、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などを発症することになります。 また、高血圧は大動脈瘤や脳動脈瘤の破裂の危険を高めます。
動脈硬化の症状は?
動脈硬化の症状脳 頭痛・めまい・耳鳴り・手足に力が入らない・しゃべりにくい心臓 階段の昇り降りで動悸がする・疲れやすい足 安静にしていても痛む、しびれる・足が冷える・足をひきずる
脳動脈硬化の初期症状は?
動脈硬化の初期症状はほとんどありませんが、動脈硬化が進行すると、主に脳、心臓、下肢で「虚血」という状態が起こります。 「脳梗塞」であり、体の一部が麻痺したり、意識を失ったりすることもあります。
動脈硬化とはどんな病気か?
「動脈硬化」とは、動脈の血管の壁が厚くなって弾力性が失われて硬くなったり、血管の内側にコレステロールなどが沈着して血液の通り道が狭くなってしまう現象の総称です。 このような動脈の変化が起こりやすいのは、大動脈や心臓を養っている冠動脈、脳、頸部、腎臓、内臓、手足の動脈と言われています。