同じ出血量でも短時間に出血した場合は危険です。 手術では500mL以上出血したときに医師は輸血を考えます。
どのくらい出血したら輸血が必要?
通常は循環血液量の20%ぐらいの出血(この方では900mlぐらいまで)があれば、まず細胞外液の補充を行うべきとい うのが、一般的な考え方です。
出血量 何パーセント?
通常、体重の約7~8%(体重の12分の1~14分の1)と言われています。 一般に体内の血液の20%が急速に失われると、出血性ショックという重い状態になります。 30%を失うと、生命に危険を及ぼすとされています。
輸血の必要量は?
○ Hb 値が 10g/dL を超える場合は輸血を必要とすることはないが、6g/dL 以下では輸血はほぼ必須とされている。
多量出血の症状は?
全血液量の20%以上の血液がなくなるとショック症状が表れるようになります。 症状は、①皮膚が蒼白くなる ②冷汗が出る ③脈が弱く早くなる ④虚脱 ⑤呼吸不全、が挙げられます。