まず考えられる原因を列挙すると、食生活の悪さ、口腔内菌叢の悪さ、唾液の量や性状の悪さ、歯の質の悪さなどが考えられます。 まず食生活ですが、甘いものをダラダラ食べるという食生活・・これは当然ですが、虫歯菌の好む環境です。 甘いもの(ショ糖)は、虫歯菌の餌になり歯を溶かす酸を産生し虫歯をつくります。
虫歯 なぜ無くならない?
一度感染した虫歯菌を除去することはほぼ不可能 ただ、虫歯菌に一度感染してしまうと、完全に除去することはほぼ不可能です。 「虫歯菌はなくならない」と覚えておきましょう。 つまり、一度虫歯になった人は、「放置すれば」必ず再発するということです。
どうして虫歯になるのか?
虫歯は、歯の表面についた歯垢(プラーク)に、虫歯をつくるミュータンス菌が棲みつき、糖分を栄養にして酸を出します。 この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。 これが虫歯の始まりです。 虫歯の原因はわかっていますから、この4条件を解消することがそのまま予防につながります。
どうすれば虫歯にならない?
しっかり噛んで唾液を分泌させ、虫歯菌も増殖を抑えるようにしましょう。 食後にキシリトールガムをしっかりと噛むことも効果的です。 そして何よりも、虫歯予防には歯磨きが欠かせません。 毎食後の歯磨きも大切ですが、虫歯菌の働きを抑える歯磨きのタイミングは、就寝前と起床後です。
どのくらいで虫歯になる?
1ヶ月あれば虫歯になりますが、虫歯の進行速度は歯の質や場所によっても異なります。 歯のミネラル成分が少なく、虫歯菌が発生する酸に対する抵抗性が低い乳歯や生えたての永久歯は虫歯の進行が速いです。 また、歯の根の部分は虫歯の進行が速い場所になります。