昭和28年「自然における日本特有の家畜」として、国の天然記念物に指定されました。 このことで、これまで以上に人間が世話をすることはできなくなりました。 現在、都井岬では、88頭(令和4年1月27日現在)の御崎馬が生活しています。 野生状態で生活する馬はだいたい群れを作って生活します。
御崎馬の特徴は?
軽種競走馬のサラブレッドやアラブ種と比べると一回り小さく、体形はがっちりして頭部が大きいが、農耕馬として育成されたほかの日本在来馬と比べると足が細いなど江戸時代の乗用馬の特徴が保存されている。 毛色は鹿毛、黒鹿毛、河原毛が多く、足首が黒いのが御崎馬の特徴である。
都井岬馬の寿命は?
平均寿命は15歳前後で、死期を悟ると静かに林に姿を消し、自然に返るのだとか。 粗食に耐えて頑強な個体が多いが、牧場で飼育される馬と比べれば寿命は短い。
都井岬馬の歴史は?
岬馬とも呼ばれる。 高鍋藩秋月家によって元禄10年(1697年)福島地方(現在の串間市)に設置された藩営牧場の1つが御崎牧(現在の都井岬)で、開設以来今日まで300余年ものあいだ極めて粗放な周年放牧で飼育され、その繁殖は全く自然にまかされていました。
野生の馬はどこにいる?
野生の馬はどこにいる? ▲ 野生の馬がいる、その場所は・・・宮崎県の串間市にある都井岬(といのみさき・といみさき)。 地図でいうとここ。 宮崎県の最南端にあたる場所です。