鼓膜の周りに骨のでっぱりができて、外耳道が狭くなる病気です。 耳に冷たい水や冷気が入る状態が長く続くと、内耳や脳が慢性的に冷やされるのを防ごうとして外耳の軟骨が突出してくるために、この症状が起こります。 進行すると外耳道がふさがれて、聞こえにくくなります。
耳垂れの仕組みは?
鼓膜の表面は、外耳道の皮膚と連続しているため、角化物(垢)が出ます。 通常、その垢は皮膚の自浄作用によって外側に耳垢として排泄されますが、鼓膜が陥凹するとその内側に角化物が溜まりやすくなります。 この角化堆積物が、細菌や真菌の培地となってしまい、感染や炎症を引き起こし、周囲の骨を破壊しながら増していきます。
耳垂れ どんな感じ?
耳だれは、耳の穴から出てくる分泌物の総称で、耳漏(じろう)とも呼ばれます。 外耳から分泌される耳だれはさらさらした透明の液体で、中耳から分泌される耳だれは粘り気があり膿の混じった液体が多く、細菌感染をともなうと外耳の耳だれも粘り気があり膿が混じるようになります。 肥満研究の世界的権威、医学博士、内科医。
耳の中 液だれ?
中耳から発生する「耳だれ」は、中耳粘膜から生じる粘液性のもので、細菌感染を起こすと粘膿性になります(中耳炎)。 慢性中耳炎では鼓膜穿孔を通って中耳から外耳道に流れ出ます。 外傷などの原因で内耳から髄液が外耳道に流出すると水様性になります。
耳垂れ どうすれば?
耳の穴から出てきた耳だれは、濡らしたティッシュを硬めに絞って耳の穴から外だけを軽くふきとって下さい。 強くこすらないように注意して下さい。 耳だれが出た場合はよくなったと思っても一時的です。 翌日に耳鼻咽喉科に受診してください。