外耳道の新しい皮膚は鼓膜の表面で作られます。 そして少しずつ手前に移動して、入り口付近ではがれ落ちます。 そして、このはがれ落ちた表皮と外耳道から出た汗や油等の分泌物、外から入ったほこりなどが混ざって耳垢になります。 外耳道に入ったゴミは耳垢に絡まり、入り口の方へと移動して、やがてはがれて外に落ちます。
なぜ耳垢が湿るのか?
耳垢が湿る原因はアポクリン腺の数 つまり、アポクリン腺が少ない方は分泌物が少ないためかさかさと乾燥し、逆にアポクリン腺が多い方は分泌物が多いためベタベタと湿りやすいということになります。
耳垢 奥に落ちたらどうなる?
本来は自然に排出されるはずの耳垢ですが、耳掃除で耳垢を奥に押しやってしまった、水が入って耳垢が膨らんでしまった場合に、外耳道を塞いでしまう「耳垢栓塞」という状態に陥ることがあります。 難聴、耳閉感などの症状をきたします。
耳垢 溜まりやすい なぜ?
耳垢がたまりやすい人の原因 綿棒や耳かきなどで取るつもりが逆に押し込んでしまったり、イヤホンの装着によって、意図せず耳垢を押し込んでしまうことがあります。 また、子供の場合は大人にくらべて耳の穴の中(外耳道)が狭いため、耳垢が溜まりやすい傾向にあります。
耳掃除 いつするか?
外耳道は、構造上かなり狭くできているため頻回に耳掃除をすることで外耳道を傷つけてしまう可能性があります。 そのため、2~3週間に1回程度が耳掃除をするベストなタイミングです。 月に1回の耳掃除でも十分であるとされています。