死因として、若年者では突然死、特に運動中の突然死が多く、壮年~高齢者では心不全死やとくに心房細動などの不整脈を合併した場合など心臓内に生じた血栓による塞栓症死が主となります。 拡張相肥大型心筋症に移行した患者さんのうち重症の一部では、心臓移植が必要となることがあります。
肥大型心筋症 突然死 なぜ?
特に「心室中隔」というところが肥大すると、心臓が収縮したときに左心室から全身に送り出される血液の流れが妨げられます。 このタイプを「閉塞性肥大型心筋症」といい、動悸・息切れ・胸痛・めまいなどの自覚症状が現れやすく、突然死も起こりやすくなります。
肥大型心筋症 いつから?
症状 症状は非常に多彩ですが、通常は20~40歳で発症します。
心臓が肥大したらどうなるの?
心臓肥大があるということは、何らかの原因で心臓に負担がかかっている可能性が高いということです。 心臓が元気なうちは症状がないのですが、病態が進行すると疲れやすくなり、次第に、息切れや呼吸困難が出現するようになってきます。 心臓肥大を起こす原因によっては、重篤な心不全や不整脈に至る場合もありますので、注意が必要です。
肥大型心筋症の原因は?
肥大型心筋症とは、左室心筋の異常な肥大に伴って生じる、左室の拡張機能(左房から左室へ血液を受け入れる働き)の障害を主とする病気です。 肥大型心筋症の原因の多くは遺伝性なので、ご家族、ご親戚内に肥大型心筋症の患者様がいた場合は、病気にかかる可能性は高くなります。