はいかつりょう【肺活量 vital capacity】 呼吸機能を表す指標の一つ。 深呼吸によって吸った吸気を最大呼出した呼吸量(空気量)で示される。 通常の1回呼吸量は500mlくらいであるが,深呼吸により2l近くの予備吸気量をもち,予備呼気量としては,通常呼吸時の呼気位の状態からさらに1.5lくらいの呼気量がある。
肺活量測定の注意点は?
正確に測定するためには,息の吸い方,息を吐き出すタイミングが大切です. 事前に説明をよく聞いていただいたうえで,検査技師の合図にしたがって,息を吸い,また吐き出してください. 最後まで息を吐ききることもポイントの一つです.
肺活量の測定から何がわかるか?
肺活量【はいかつりょう】、1秒量【いちびょうりょう】、肺拡散能【はいかくさんのう】などを測定します。 喘息、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎(肺線維症)など、呼吸の機能が異常になる病気の診断や評価ができます。
スパイロメトリー 何がわかる?
呼吸器の機能を測定することで、換気機能の状態を調べる検査です。 呼吸により肺から出入りする空気の量を測って、肺の容積や気道が狭くなっていないかなど呼吸の能力をチェックし、拘束性肺機能障害、閉塞性肺機能障害(COPDなど)などについて調べます。
FVCの基準値は?
一秒率(FEV1/FVC%): FVC に対する FEV1(一秒量)の割合%のこと。 70%以上が正常。