前述したように肺活量を増やすと、最大酸素摂取量が増えるため体力がアップし、ダイエットに効果的な有酸素運動を長時間、続けることが可能となります。 また、人間の身体は体内に取り入れる酸素が多ければ多いほど、身体全体の血管を活性化させ血流を促し、結果として基礎代謝量がアップします。
肺活量 どうやって鍛える?
まずは大きく息を吸い込み、その状態で数秒(2秒〜5秒)息を止めてみましょう。 次に、吸い込んだ息を全て吐ききり、再び数秒息を止めてみましょう。 息を吸い込む・吐く動作は、自分ができる限界まで行うことがコツです。 周囲の空気を全て肺に入れる感覚で吸い込み、肺の中の空気を全て外に出す感覚で吐きましょう。
呼吸筋を鍛えるとどうなる?
呼吸筋が衰えると呼吸が浅くなったり、少し動いただけで息苦しさを感じたりします。 そこで、呼吸筋を鍛え(呼吸筋トレーニング)、より深い呼吸を可能にすることは、日常的な息切れを減らしたり、運動中の呼吸をさらに快適にしてパフォーマンスの向上につながります。
肺活量風船の鍛え方は?
風船を使う鍛え方は、ペットボトルと逆のやり方です。 息を最大限吸い込み、風船を”なるべく少ない回数で”膨らましていきます。 風船が割れる寸前まで膨らますのに成人男性であれば平均4回ほど、女性なら平均6回ほどが目安になると思います。 コツとしては、お腹周り(背筋も含める)を使うことを意識しながらトレーニングしましょう!
肺は鍛えられますか?
肺の機能は何歳になっても高めることができます。 実際、臨床の現場では、肺の手術が決まっている患者さんに、手術の1週間前から肺の機能を鍛えるためのトレーニングをしてもらいます。 失った肺胞そのものを復活させることはできませんが、呼吸筋を鍛えることで呼吸する力を強化し、血液を取り込む酸素量を増やすことはできるのです。