若い人であれば、仮に肺に食べ物が入っても、むせて、食べ物を咳と一緒に吐き出します。 高齢者、中でも認知症や脳卒中の患者さんは、この咳反射も低下しています。 つまり、誤嚥しやすい、誤嚥しても吐き出せないため肺炎が起こるのです。 誤嚥性肺炎を治すことはできます。
食べ物が気管に入ったらどうなるか?
うまく飲み込めずに、食べ物が気管や肺に入ってしまうと(誤嚥:ごえん)、窒息や肺炎を起こすことがあるので、大変危険です。
肺に良い食べ物は何ですか?
肺にいいとされる代表的な“白い食べ物”は? 大根、白菜、長ネギ、レンコン、山芋、かぶ、梨、百合根、くわい、白キクラゲ、白ゴマ、牛乳、豆腐、杏仁(あんずの種)、鶏肉、白身魚など。
むせるとどうなる?
「誤嚥」し、「むせ」が起こっても気管に入った食べ物・唾液を出すことができずに、肺炎を起こすことがあります。 これが「誤嚥性肺炎」です。 特に、体力の低下した高齢者や脳血管疾患の患者様に多いといわれています。 また、はっきりとした「むせ」がなくても「誤嚥」がおこっており、「誤嚥性肺炎」となることもあります。
むせたらどうする?
むせたときも焦らない 背中をさすったり、ごく軽くたたきゆっくり息をするようにしてもらいます。 上を向いたり、深呼吸をすると、かえって飲食物が気管に入り込んでしまいます。 むせた場合には、苦しくてもなるべくゆっくり息をしてもらい、落ち着くまで様子を観察してください。