肺気腫の患者への日常生活の指導で適切なのはどれか。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)に含まれる肺気腫では呼気が困難になるため、腹式呼吸で腹筋を使って呼気を行うよう指導することが適切である。
肺気腫の日常生活指導は?
肺気腫では呼気がしにくくなるため、口すぼめ呼吸を勧める。 特に水分制限をする必要はない。 むしろ痰を出しやすくするために水分は積極的に摂るべきである。 低カロリー食よりも高カロリー食・高蛋白食を摂り、呼吸筋を使うことで消費するエネルギーを補うべきである。
慢性閉塞性肺疾患の生活指導は?
運動をしましょう 慢性閉塞性肺疾患では呼吸困難が増強しやすいので、歩行などの軽い運動を時間をかけて行いましょう。 食欲が増し、免疫力も増強します。 特に上半身の運動は呼吸筋を鍛える効果もあり、呼吸が楽になります。 生活の質の改善に有効です。
肺気腫の原因となるのはどれか?
主な原因は喫煙といわれており、喫煙習慣がある方が肺気腫になることがほとんどです。 肺気腫はゆっくりと進行していき、一度壊れた肺の組織が元に戻ることはありません。 しかし、禁煙によって肺気腫の進行を遅くしたり、治療によって症状を和らげたりすることができます。
慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary diseaseの患者にワクチン接種を勧めるのはどれか。?
COPDの患者はインフルエンザが重篤化しやすく、また罹患するとCOPDの呼吸器症状も悪化させる。 インフルエンザワクチンの接種はCOPDの悪化を減少する効果が認められるため、積極的に勧められている。