「肺気腫」とは? 酸素と炭酸ガスの交換を行っている「肺胞」の組織が壊れ、肺にたまった空気を押し出せなくなる病気です。 肺胞と呼吸細気管支が拡張して破壊される疾患で、肺胞と肺胞との間の壁が壊れると、いくつもの肺胞が弾力性を失ったひとつの袋のようになります。
肺気腫はなぜなるの?
肺気腫とは、肺の組織が壊れた状態をいいます。 主な原因は喫煙といわれており、喫煙習慣がある方が肺気腫になることがほとんどです。 肺気腫はゆっくりと進行していき、一度壊れた肺の組織が元に戻ることはありません。 しかし、禁煙によって肺気腫の進行を遅くしたり、治療によって症状を和らげたりすることができます。
肺気腫は治るのですか?
COPD(肺気腫)は治らない 本題に入りますが、残念ながらCOPDは治りません。 一度たばこの煙によって壊れてしまった肺はもとには戻らず、風船のようになってしまった肺はそのままです。
肺気腫がみられるのはどれか?
咳、咳嗽(がいそう)、喀痰(かくたん)、労作時呼吸苦、喘鳴(ぜんめい)などがみられる。 診察所見としては、息の呼出ができず肺が過膨張となるため、呼気は延長し呼吸音は減弱する。 また、肺の過膨張により胸郭の前後径が増大し、ビア樽状胸郭となる。
じん肺 どんな病気?
主として小さな土ぼこりや金属の粒などの無機物または鉱物性の粉じんの発 生する環境で仕事をしている方が、その粉じんを長い年月にわたって多量に吸 い込むことで、肺の組織が線維化し、硬くなって弾力性を失ってしまった病気 をじん肺といいます。