加齢による身体機能の低下、予備能力の減少等の生理的変化に伴い生活習慣が 変化すると、身体活動量が低下し、廃用症候群発生の温床となる。 特に運動器的には、姿勢の変化(立位での体前傾化)、柔軟性の低下、バランス能 力の低下もみられ、身体活動の低下により、容易に歩行障害をきたしやすい。
廃用症候群の原因は?
廃用症候群の原因 廃用症候群を発症する原因についてお伝えします。 過度の安静状態病気やケガで長期入院して安静にすることで、全身の筋肉をあまり動かさない状態が長期間続くと、筋肉や関節、臓器の運動能力が低下します。 また、自力で動いたり歩いたりできるうちから車いすやおむつを使用すると、さらに身体を動かす機会が減ります。
廃用症候群 嚥下障害 なぜ?
廃用症候群の症状から起こる摂食嚥下障害 摂食嚥下障害が起こる原因の1つは、廃用症候群による「頭頚部筋の筋萎縮」です。 頭頚部筋とは、首の付け根から頭部にかけて存在する筋です。 また口を動かすための筋肉の他、表情筋や目の周りの筋肉などが含まれます。 という状態になります。
廃用症候群の問題点は?
廃用症候群によって起こる弊害について【筋骨格系への弊害】関節の可動域が狭まるなど ... 【心血管系への弊害】酸素不足による持久力の低下 ... 【呼吸器系への弊害】肺炎を起こす危険性が高まる ... 【泌尿器科系への弊害】尿路結石や尿路感染症の可能性が高まる ... 【消化器系への弊害】免疫機能にも異常をきたす恐れあり
廃用症候群 認知症 なぜ?
外出する機会が減少すると、関節の動きが鈍くなり、筋力の低下が進みます。 そうなると思うように動けなくなり、外出や運動がますます億劫になることで廃用症候群が進行します。 脳機能が低下して認知症の進行につながることや、精神神経系の機能が低下してうつ状態などの精神疾患を発症することもあります。