副鼻腔炎(ふくびくうえん)というと、何か特殊な病気のようですが、実は鼻かぜそのものです。 鼻が出ていれば、副鼻腔炎です。 ほとんどは、自然に治りますが、抗生剤を飲んだ方がいい場合があります。
蓄膿症は自然に治りますか?
副鼻腔炎(蓄膿症)の原因は この状態が急性の副鼻腔炎ですが、急性の場合には自然に治ったり、短期間細菌を叩く抗生物質などの薬物療法で、比較的簡単に治ります。
副鼻腔炎 治療しないとどうなる?
急性副鼻腔炎が長期化することで、せん毛が働かなくなったり、排泄口である自然口がふさがって、なかに膿が溜まってしまいます。 ここまで長引くと、細菌 感染の影響はもう少なくなっています。 副鼻腔炎の昔からの呼び名である「蓄膿症」は、このような状態を指した言葉です。
蓄膿症を放置するとどうなる?
しかし、放っておくと慢性化して、いつも鼻がつまった状態になったり、膿(うみ)のような鼻汁がたまったりします。 いわゆる蓄膿症です。 さらには、頭が重たい感じや倦怠感を覚えたり、においがわからない嗅覚障害になったりして、日常生活に支障をきたすことも。
蓄膿症はどうやってわかるの?
一般には、ドロッとした黄色や緑の鼻汁がでたり、それが痰のようになって喉に流れてきたりします。 多いのは両頬や目の周囲など、副鼻腔のある場所に痛みを感じ、頭痛を伴ったりします。 (頭がボーっとして、頭を動かすと頭痛がする場合が多いようです。) 熱が出ることもあり、単なる風邪だと思って放っておくと、慢性化してしまうのです。