腹帯とは、「創部を広範囲に支えることで創部からの出血、滲出液の防止、ガーゼの固定や創痛、不快感を和らげ、患者の離床を容易にするために用いる」(看護大事典)とある。 従来より多くの病院で、開腹手術の術後には腹帯を使用することが習慣となっており、当院でも開腹手術を予定している患者には腹帯購入の説明を行ってきた。
腹帯 手術後 いつまで?
病院・産院によって異なりますが、帝王切開や婦人科手術・開腹手術の際、一般的には退院後約1ヶ月程度は術後腹帯の着用を推奨されています。
開腹手術後 腹帯 なぜ?
術後疼痛緩和目的で使用する腹帯の意義について 歩行時というのは腹筋に力が入るため術後の疼痛は増加しますが、腹帯の装着の有無で疼痛の出現変化に変わりはなく、有意差は認めないとの結果でした。 このことからも、腹帯を装着することで疼痛緩和されるという効果は無いよう感じます。
腹腔鏡手術の退院後の生活は?
退院後の生活について 腟や子宮からの腹腔内感染を避けるため、術後約1週間は入浴せずシャワーにしてください。 性生活も術後約1週間は避けてください。 (子宮全摘後の性交渉の再開は、担当医の指示に従ってください。) 退院後は体調に応じて通常の生活に戻してください。
開腹手術後 仕事復帰いつから?
力仕事・立ち仕事は手術後4週間以上あけ、経過を見て判断します。 退院日は、開腹手術か腹腔鏡手術によっても異なります。 手術経過が順調であれば、開腹手術は手術後7~10日ほど、腹腔鏡下手術は術後3~5日ほどで退院できます。