2.原因副甲状腺機能低下症の原因は、遺伝子異常、頸部手術後、肉芽腫性疾患、免疫異常など、多岐に渡る。 3.症状低カルシウム血症による口周囲や手足などのしびれ感・錯感覚、テタニー、喉頭痙攣、全身痙攣が問題となる場合が多い。
副甲状腺機能低下症 なぜ?
最も多いのが頚部の手術や放射線治療後の発生。 頚部のがんやその他の手術の際に副甲状腺が摘出されたり、頚部への放射線治療で障害されたりして起こる。 まれに、遺伝子異常が原因の場合もあり、この病気を持つ家族がいる場合は検査を受けた方がよい。
副甲状腺機能低下症何科を受診?
専門医療機関(内分泌・外科)を受診してください。
副甲状腺機能低下症の診断基準は?
検査と診断 血液検査で低カルシウム血症(血清補正値8.5mgdl未満、高リン血症(4.5mgdl以上)があり、インタクトPTHが30pgml以下なら特発性が考えられ、30pgml以上なら偽性が疑われます。 確定診断には負荷試験(エルスワース・ハワード試験)を行います。
副甲状腺機能低下症の分類は?
副甲状腺機能低下症は、副甲状腺ホルモン(PTH)の分泌不全により発症するPTH分泌不全性副甲状腺機能低下症と、標的臓器のPTHに対する不応性により発症する偽性副甲状腺機能低下症に大別される。 前者のうち原因の不明なものを特発性副甲状腺機能低下症とよぶが、責任遺伝子が明らかとなった副甲状腺機能低下症が増えている。