「複視」があるからといって、必ず手術が必要ではありません。 ご本人が、そのままで不自由がなければ、手術をせずに、経過をみることになります。 不自由が強い場合には、手術治療が必要になります。 手術治療は、「外眼筋」が眼球に付着している部分の位置をずらすことにより、眼の動きを改善します。
複視の診察方法は?
複視の診察法 複視を診察する際には、まず片眼を遮閉し複視が消失すること、すなわち、それが単眼性複視(眼球由来)か、あるいは両眼性複視(眼球運動障害)かを区別する。 次に片眼を遮閉した際、複像のどちら側が消えたかを確認する。 複像のうちの外側の像が消えた方が障害眼である。
複視の対処法は?
角膜表面の凸凹に起因する複視の多くは、特殊なコンタクトレンズや ドライアイ治療 (点眼薬や涙点プラグなど)で対処可能です。 しかし、場合によっては、角膜移植やインタックス角膜インプラントなど外科的処置が必要になることもあります。
複視は何科?
複視があらわれた場合は、かかりつけ医とご相談のうえ、脳神経内科や神経眼科相談医の受診を検討してください。
複視 なぜ起こる?
複視は、左右の目の焦点が合わない時に起こることで、原因としては目を動かすときにつかう筋肉(外眼筋:6つあります)の異常、もしくはその筋肉に指令を出す神経の異常が原因です(多くは後者)。 目の動きを司る神経は3種類あります。 動眼神経と滑車神経、外転神経です。