また、肝臓は血液中を流れるタンパク質を作っていますが、肝機能が低下するとそのタンパク質も減少します。血液の成分の割合が変化し、血液の成分が血管外へ染み出しお腹や手足に水分が溜まります。 それが、浮腫・腹水と呼ばれる合併症に繋がっていきます。
腹水 水分制限 なぜ?
安静にして横になっている時間を増やすことで、肝硬変の人の場合は肝臓に血液が入り込みやすくなり腹水の産生が減ります。 また腎臓に血液が届きやすくなり余分な水分を尿として排出しやすくなります。 塩分は体に水分をためやすくなり、利尿剤を使用していても効きにくくなってしまうため制限が必要です。
肝硬変 浮腫腹水なぜ?
肝硬変になると必要なタンパク質を作れなくなったり、体内のホルモンの作用 で腎臓への血液の流れが悪くなることなどによって、水分や塩分を過剰に体の 中にため込むようになります。 その結果、お腹に水が溜まったり、足にむくみ が出てきます。 腹水がでると、お腹が苦しくなり呼吸が浅くなったり、食事が食べずらくなり ます。
腹水貯留 なぜ?
腹腔内への水分の滲み出しから吸収の過程に何らかの障害があると、両者のバランスが崩れて腹腔内に水が溜まり、腹水が貯留します。
腹水 ファーラー位 なぜ?
2.腹水貯留時の看護 3)腹部膨満に伴う苦痛の緩和腹筋の緊張が和らげ、かつ腹部の圧迫を軽減させるために、上半身を高めに膝の下に枕を入れ、膝を少し開き加減にしたファーラー位をとります。