肝臓は全身の血液を集めて栄養を蓄えたり解毒したりしていますが、肝臓が硬く変化してしまうと血液が肝臓に入りにくくなり、滞った血液がしみ出る形で腹水になります。 さらに肝硬変の場合は肝臓で作られるアルブミンの量が減るため血管内に水分がとどまりにくくなり、水分が血管からお腹にしみ出やすくなります。 30 мая 2019 г.
腹水がたまるとどんな症状がでるの?
中程度の量の腹水がたまると、胴回りの寸法と体重が増えることがあります。 大量の腹水は、腹部の膨隆と不快感を引き起こすことがあります。 腹部が張り詰めて、へそが扁平になったり飛び出たりすることさえあります。 腹部が膨張すると、胃が圧迫されて食欲不振になったり、肺が圧迫されてときに息切れを起こしたりします。
腹水をほっておくとどうなる?
「腹水は一度に大量に抜くと血圧が下がり循環不全を起こして、ひどい場合はショック症状につながることもあります。 そのため、抜くとしても一度に1~2ℓの少量に限られます。
腹水とは何ですか?
腹水とは お腹にある臓器をつつむ膜を腹膜(ふくまく)と呼びます。 腹膜は、臓器と臓器の摩擦を少なくするために腹腔(ふくくう)とよばれる隙間を作っています。 腹腔には通常20~50mLの水が入っていますが、さまざまな病気の影響で通常よりたくさん貯まった状態を腹水といいます。
血性腹水の原因は?
血性腹水けっせいふくすい 血性腹水の大部分は悪性腫瘍(しゅよう)に由来するものであるが、出血性素因によるものや高度の門脈うっ血(肝硬変の進行期)などの場合にもみられる。 血性腹水が悪性腫瘍によるものかどうかは、細胞学的検査によって癌(がん)細胞が証明されることで決まる。