「腹水」ってどんな病気? 腹水とは、腹膜腔内(内臓の外側にある腹膜で覆われた空間)に、異常に多量の“液”が溜まる状態のことを指します。 外見的には、お腹がポコっと出ているように見えます。 17 сент. 2019 г.
腹水とはどんな病気ですか?
腹水はおなかに水がたまった状態です。 もともとお腹の中には腸がスムーズに動くために50ml程度の腹水が存在しています。 しかしこの腹水が検査で目に見えるようになると腹水貯留といいます。 通常、腹水は腹膜などで産生され、同じく腹膜や血管で吸収されてバランスを取っています。
がんのひとが腹水になってしまうとどうなる?
・ 消化器症状以外にも多くの苦痛症状が悪性腹水により起こり得る. 腹水貯留を原因とした胸郭圧迫による呼吸困難感や,腹腔内圧上昇による静脈,リンパ液還流障害による下肢浮腫,性器浮腫(陰囊水腫など)や,腹部膨満による前屈や座位の姿勢保持困難がある. また全身倦怠感や体重増加による漠然とした不快感などの訴えもある2).
腹水がたまったらどうなりますか?
中程度の量の腹水がたまると、胴回りの寸法と体重が増えることがあります。 大量の腹水は、腹部の膨隆と不快感を引き起こすことがあります。 腹部が張り詰めて、へそが扁平になったり飛び出たりすることさえあります。 腹部が膨張すると、胃が圧迫されて食欲不振になったり、肺が圧迫されてときに息切れを起こしたりします。
癌で腹水がたまる ってどういうこと?
がんが進行すると、おなかに大量の水がたまる腹水が起きることがあります。 胃がん、大腸がん、膵臓がん、卵巣がんなどでみられる症状で、おなかの中に散らばったがん細胞が炎症を起こし、その影響で血管から水分や血液成分が染み出すことから生じます。